【ホステスの読書日記】14歳からのパレスチナ問題: これだけは知っておきたいパレスチナ・イスラエルの120年
ホステスは常にニュース番組をよく見て新聞をチェックしないとやっていけないなんてよくその手のノウハウ本に書かれているけど、実際のところそんなことはなくて。
銀座の高級クラブって一人のお客さんに2〜3人の女の子がつくから誰かがどうにかしてくれるし、結構適当な相槌を打ってさえいればどうにかなってしまう。そもそもあんまりニュースが話題に上ることも少ないし。爆
だからというわけでもないけど、私は普段ニュースも新聞も定期的にチェックする習慣が全くない。
ただ、さすがにもう30歳も目前になってきて、何でもかんでも「え〜知らなかった❤️すごーい!」じゃ済まされないし、世界の大枠くらいは知っておかないとそろそろ恥ずかしいなっていうのをひしひしと肌で感じてる。
そんなこんなでふと真面目に勉強してみようと思ったのが、中東問題。
物心ついた頃から内戦をしているみたいだけど、全体像がよく分からない上にいろんな宗教とか国とか登場するキーワードも多いし、地理的にも遠いから全く実感が湧かない。
でも世界が注目し続けているんだから何かあるんだろう、みたいな。(本当バカで恥ずかしい限り・・・汗)
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全く基礎知識がないものだから、とにかく簡単そうな本を選んだのだけど、結果的に私のレベルにはぴったりだった。
なんであのエリアでユダヤ人とパレスチナ人が争うことになったのか、争いが始まってからいろんな国の利権が絡んでどんどんこじれてしまったこと、現状にあまり望みが持てないことなどなど。
おんなじ時代に生まれたのに、まるで別世界のような暮らしを強いられている人たちがいるっていうのが、テレビとか新聞みてた時には全然実感持てなかったんだけど、この本を読んだらなんとなく腑に落ちた感じがある。
ただ、そういう人たちがいて苦しんでいるっていうのは分かったけど、中途半端に人道支援なんかするとイスラム国の人質事件みたいなことになっちゃうんでしょ?なんか無力にもほどがあるよね。。
切ない気持ちになった一冊だったのでした。