【ホステスのお仕事日記】きっかけを探して空回る夜
どんなテーブルも、場が温まってしまえばこっちのものだけど、いつだって最初の一言が難しい*1。
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特に、人見知りのお客さんのテーブルに一人で付けられたときは、毎回本当にどうしようって思う。
もしかしたら、お客さんは黙って静かに飲みたい気分なのかもしれないけど、こっちとしてはママから仕事してないってみなされたら次がないから、もう必死。
内心焦ってる感じが、多分お客さんにも伝わって、よくないんだろうと思うけど、一秒でも早く会話の糸口を見つけようとジャブの質問を連打。笑
お酒作りながら、あったかくなってきましたね、花粉すごいですよね、みたいな独り言とも質問ともつかないような軽いやつからはじめて、乾杯までになんか向こうから話し始めてくれないかな~と願う。
乾杯の時は満面の笑みで、ゆっくりグラスを動かして、あえて間を作って向こうが何か言ってくれるように仕向ける。
乾杯しても話してくれなかったら、懲りずに次の作戦。
とりあえず褒める!爆
素適なネクタイですね、珍しい時計ですね、○○に似てるって言われません?
褒めまくればだいたいの人は褒められたものに対してなんか話し始めてくれるけど、運悪くそっけないこと言われたら、まだまだめげずに多少自分が話せるテーマの話題を振ってみる。
もうお花見行きました?、GW予定もう決めました?
いやね、ここまですればもうほぼ100%何かおしゃべり始めてくれるわけ。普通は。
でも、昨日は違った。
ここまでジャブ打ちまくってるのに、見事に全部空振り。
質問に対して無視されるとかはさすがにないけど、一言二言しゃべってすぐにまた沈黙。
でも、お店に着いた瞬間にママとかなじみのお姉さんには結構話しかけてたから、本当はすごいおしゃべりな人だって私は知っている。これはマズイ。
リラックスしに来ているお客さんにお仕事関係の話題振るのはあんまりよくないって知ってるけど、あんまりにも会話が続かなさすぎるので、最近経済ニュースでよく分からないことがあって・・・と苦し紛れに用語解説を頼む。
そしたら、奇跡的に教えたがりな人だったみたいで、超盛り上がる。
なんとか危機を脱したのでした。
でも、もっとおしゃべりの引き出し増やさないと・・。
冷や汗かいたわ!
*1:派遣ホステスは基本的にみなさまはじめましての設定。
たまに「あ、この人前に着いたよ」ってことがあっても、たぶんずいぶん前だったなって思ったら、向こうから言われない限り黙っておく。だって「一昨年くらいに会いましたよね!」とか話しかけて「全然会わなかったよね?何してたの?」とか言われたら派遣ってバレちゃうからね。爆