銀座のクラブで働く 兼業アラサーホステスブログ

銀座の高級クラブの大人な雰囲気と素敵なお客様が大好き♪昼間はOL・夜は派遣ホステスのアラサー女の日常をお届け☆

【ホステスのテーブルマナー】正しいお酒の作りかた

ここ数日グッと春めいてきて、なんだかそれだけで新しいことを始めたくなっちゃいますね。銀座のクラブも例に漏れず、新人さんのデビューがとっても多い季節です。

 

今日は銀座のホステスするのに欠かせない、お酒の作り方を紹介してみようと思います。

 

1.銀座のテーブルで飲まれているのはこんなお酒

まずそもそもの話だけど、銀座のクラブはほぼ100%お客さんがウイスキーか焼酎のボトルをキープしていて、お客さん・ホステスともそれを水割りにして飲みます。最近はハイボールブームもあってソーダ割りも増えてきてはいるけど、それでも半分以上のお客さんが水割りを飲んでいるかな。

あとは運が良ければ美味しいワインをいただけたり、「ビールを飲んでいいよ」って言われることもある(そして、私はビールが飲めないので凍りつくw)。

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なので、テーブルにはボトルに入ったお酒、お水、氷の3点が必ず置いてあります(あとは灰皿とコースター、かわきものが載ったお皿くらいがどのお店も共通)。

で、これらテーブルセットの一番近い丸イスに座ったホステスがお作り担当。このハズレ席に座ってしまったら最後、テーブル中に常に気を配ってひたすらお酒を作り続ける任務が発生します。他の席のホステスは、よっぽどのことがない限り、お作り担当にグラスをパスするだけでOK。

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2.お酒を作るタイミング

銀座のクラブではお酒を作るタイミングは大きく2つ。お客様がテーブルに着いた時と、手元のグラスが減ってきたときです。

プライベートでお酒を飲むときは大抵グラスが空になってから新しいお酒を入れると思うけど、銀座ではグラスが半分くらい空いたらすかさずお酒を継ぎ足します。なんなら6割くらいで継ぎ足してもいいくらい。4割切ったらママに睨まれる。

ただし、ソーダ割りにしているお客さんの場合は残りが2割くらいになるまで耐える。お客さんによっては気が抜けるから飲み切ってから注いでって言ってくるので、その場合はそれに従いましょう。

 

3.いよいよお酒を作ってみましょう

新規で作る場合は、まずグラスに氷を入れるところからスタート。グラスの飲み口からはみ出るくらいまでたっぷりの氷を入れます。行った先が高級店ならここで氷だけの状態でマドラーで氷をよく回してグラスをキンキンに冷やしましょう(本来はここで溶けた水を捨てるのがお酒好きとしては王道だけど、テーブルでは水を捨てる場所がないのでそこは割愛。)

 

次にお酒のボトルをラベルをお客さんに対して正面に向けたまま手元に引き寄せて、静かに開けます。ラベルが上を向くように気をつけながらグラスにお酒を注ぎます。氷の量にもよるけど、グラスの3割くらいを目安についでおけば間違いないでしょう。年配のお客さんや明らかに他で飲んできた感じのお客さんだったら多少薄めに作ってあげるとよいでしょう。

 

最後にグラスの8割ちょいくらいを目安にお水かソーダを静かに注ぎ、マドラーで混ぜて完成です。水割りなら3〜4回、ソーダ割りなら1回が目安です。

 

次に継ぎ足しの場合。このときは中身の減り具合に合わせて中身を足して、最後にグラスに付いた水滴をふいて完成です。グラスを拭くのはお店によって自前のハンカチだったり、ペーパーナプキンだったりまちまちですが、テーブルにナプキンがあればナプキンを使って、なければハンカチを使えばおおむね問題ないでしょう。ペーパーナプキンを使った場合は、小さくたたんで(間違ってもクシャクシャ丸めないように!)、テーブルにストックしてある灰皿の一番下の段にこそっと捨ててください。

 

こうやって書くと色々あるように思うけど、慣れればどんなに酔っ払ってても自然にできるようになってくので、たくさん場数を踏んでみてください。

 

あとは未だにいい解決策が見つけられてないのですが、一つのテーブルに水割りとソーダ割りのお客さんが混在した場合、全部の割りものをちゃんと覚えておくことが求められます。継ぎ足し1回目くらいまでなら「水割りでしたよね?」くらいは大目に見てもらえますが、2回・3回と続くとホステス失格と見なされますので、ご注意を。