【ホステスのお仕事日記】カラオケに苦しめられる夜
今日はクラブというよりもスナックのような気さくなお店でお仕事。
お店に着いた時点で満席でかなりワイワイしていて、久しぶりにこれはやりやすそう!と思ったのもつかの間、恐怖のカラオケスタート。
私、何を隠そう、音痴である。
音の高さもよく分からないし、致命的なのがリズム感。気がつくと手拍子がみんなとズレてたり、拍手するタイミングがよく分からなかったり・・。
普段はまぁ別にそれでもニコニコしてれば何事もなく過ぎていくから、カラオケはどちらかというとありがたいイベントなのだけど、今日ついたお客さんはなんと元プロの歌手。
引退して会社を立ち上げて、普段はコンサル会社の社長をやっているけど、ときどき歌の講師としても活躍しているんだそう。天は二物を与えずなんていうけど、歌も上手くて話も上手で仕事も成功してるなんて反則じゃないのよ〜!
カラオケ苦手なのがバレないように隅っこの方で壁と同化を試みていたのだけど、さすがは先生。すかさず見つけられる。
「君、手拍子ズレてるよ。もしかしてこういうのニガテなの?」「ちょっと歌も練習してみようか。」「コツさえつかめば簡単だから!」・・・どうやら消極的な姿勢がかえって講師魂に火をつけてしまった様子。
普段なら歌のレッスンなんて大歓迎だけど、満席のお店で公開歌練習なんてちょっと恥ずかしすぎるんですが・・・!
そこから手取り足取りなんだか色々教わったのだけど、他のテーブルからの視線は痛いし、変な汗かきまくって頭は真っ白。散々な夜になったのでした。
やっぱりお仕事はカラオケのない普通のクラブがいいわぁ・・・。