【ホステスのお仕事日記】人は見た目が9割
水商売に限らず、営業本とか、モテマニュアルだとか、とにかく人に気に入られるためのテキストは、たいてい「人は見た目で判断されるから身なりを整えなさい」とかそういうトピックスで始まる。
実際、その通りだとは思うけど、10年以上銀座のホステスを続けて気がついたのは、「自分のテンションも見た目で左右される」ということ。
ドレスがちょっと気に入らないとか、髪型がイマイチ決まらないとか、とにかく見た目にちょっとでも負い目があるとその日は一日お仕事もダメダメのまんま終わってしまう。会話が噛み合わないとか、ついたテーブルのお客さんとどうにもそりが合わないとか、自信を持って返事ができなくて、ちょっと噛んだところを揚げ足取られ始めるとか。
今日は久しぶりにメイクもバッチリで出勤。
何がどうと言われるとうまく答えられないけど、髪の毛のシルエットも銀座風ながバブルっぽくならなかったし、ドレスも顔の色がパッと明るくなる物を選べて、派遣先のお店に入った瞬間に、ママたちが「今日の女の子、可愛くて当たりね」なんていうのが聞こえてきて、幸先の良いスタート。
品のいいお客さんのテーブルに付けてもらって、シャンパンいただいて、そうこうしているうちにボトルも入って、なんだかいい感じ。
気分良くお仕事できたのでした。