銀座のクラブで働く 兼業アラサーホステスブログ

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【ホステスの読書日記】わが友マキアヴェッリ:塩野七生

2017年の目標の一つに、年間50冊は本を読もうと決めたので、新年早々読書三昧。ホントは100冊読むぞってしたかった気もするけど、慌てて読んだら何にも残らなさそうなだし、月に4冊なら無理なく頑張れるでしょうなんて目標設定時点から甘えの入った雑な決め方をした目標。笑

 

第一冊目は、数年越しのお気に入り塩野七生先生の「わが友マキアヴェッリ」。

わが友マキアヴェッリ―フィレンツェ存亡〈1〉 (新潮文庫)

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ちなみに、この本は文庫だと3冊だけど、もともとは1冊の本なのよね。この場合、3と数えるか1と数えるか、すでに良心が試されている気がするわ。。笑

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マキアヴェッリは、読みもしない君主論のイメージが先行して、ロボットみたいな無機質な人だと思い込んでいたけど、お仕事大好きでノンキャリながら色んなシーンで重用されてって充実の毎日を過ごしてって感じで、人間らしさを感じられてちょっと読み始めただけで好きになってしまった。君主論もちゃんと読んでみようと、次に読む本として購入済み☆笑

 

そして、塩野先生のすべての本に共有していることだけど、史実や伝記の間に挟まれるふとした先生の鋭いコメントだとか、引用がぐさぐさ刺さる。

フィレンツェでは、人々の好意を得ようと思う者は、野心的だという評価だけは絶対に得ぬよう心がけなければならない。また、どれほど小さなことがらでも他の同僚よりは優れているとか目立つとか、洗練されているとか思われてはならない。平等がなによりも重視され、嫉妬の念で満ち満ちているこの国では、他の人と同じであることを欲していないとか、一般よりはかけ離れていると思われるほど、致命的な不利はないからである。

by.グイッチャルディーニ

 もっと早く先生の本に触れていたら、私の人生ももう少し風当たりが弱くて過ごしやすかったに違いない。

 

 

 

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