【ホステスの読書日記】沈黙
遠藤周作の不朽の名作。
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この間読んだ佐藤優の悪魔の勉強術で取り上げられていて気になったので購入。
小学生だか中学生だかの頃に読んだけど、今とは全然違う感覚だったんだなぁと思う。
まだ全然理解できてないけど、はじめて沈黙を読んだときは私自身が小説の中で「根腐れを起こしたキリスト教((お題目を唱えればそれだけで極楽浄土に行けるようなイメージで、必死になって念仏を唱えるような感じといえばしっくりくるかしら?」として描かれているような感覚だったのね。だから、「なぜいつまでも神は黙っているのか?」「本当に神様はいるんだろうか?」というセリフにすごく説得力を感じた覚えがあるし、「この国のキリスト教徒の信じている神は、我々と違う神なのではないか?」というロドリゴの恐怖心が全く理解できずに終わった印象があるんだよね。
それが、少しだけキリスト教がどんなものかをかじり始めた今になって読むと、「あ、これはそういう意味だったのか」と目からうろこがボロボロ落ちてくる感じでとても新鮮!
大人になって多少なりとも知見が広がるといいものだね。笑
神学の思考も早く読みたいな〜。
いつのまにか映画化もしていたみたい。
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