【ホステスの読書日記】海の都の物語
塩野七生先生の名著。
ヴェネチアがいかにして経済大国にのし上がっていったかを生き生きと描いています。
すっかり観光一本の感がある現代とは全然違って、そもそも民族の大移動に押し出された人たちが必死に干潟を開拓して、ひとつの立派な国にしていったという生い立ちからして興味をそそられるし、本気出したら一時間で端から端まで歩けるほどの国が、世界中に影響力を持つほどの大国に育っていったっていうのは、やっぱりすごいと思う。
しかも、ある程度の影響力を持ったヴェネツィアが、海上貿易と諜報活動で生き残っていったという頭の良さ・数々のエピソードは思わず一気読みしたくなるほど(実際は四巻組み&わたしがいろんな本に並行して手を出すので、全巻読破までに3ヶ月くらいかかったかも。。笑)
今回のイタリア旅行でヴェネツィアに行こう・・・!と思ったきっかけになった超お気に入りの一冊なのでした♪
ヴェネツィアも、今度は仮面舞踏会のシーズンに行ってみたいなぁ・・・。笑