ひとりごと
寒くなって暗くなるこの季節になると思う。
「もう魔法は解けてしまうのか、まだ大丈夫なのか・・・」
女の子に生まれたことをよりどころにして、ちやほやされながら生きてきて、ある頃からそれが自分の魅力のためというより、若さが重宝されていたんだと薄々気がついてはいるのだけど、「わたしだけは違う」と根拠のないことを思い、銀座に立ち、ホステスの顔をして、今日もわたしはホステスが務まるくらいには価値があるんだと再確認する。
年々その確認作業もただの虚しい悪足掻きで、かえって夜更かししたりヤニ臭い空気を吸うことで自分の劣化を早めてる。
二重の意味で虚しいよね。
ハタチの頃は黙っていてもパーティーのお誘いがもらえて、オシャレして歩けば誰かに声を掛けられてかえって鬱陶しいと思っていた。23を過ぎた辺りから、お誘いの回数は減り、声を掛けられるとまだ大丈夫だってどこかで安心するようになってきた。
このまま年を取っていたら私は一体どうなってしまうんだろうか。
どんなに頑張ったところで、賞味期限を多少先送りすることはできても、完全に回避するのは難しいと頭ではわかっているけど、なかなかまだ現実を受け入れられない。年取るの、こわいなぁ。。。