意外とアナログな銀座のクラブ。
今日のお店は、お店のお姉さんがほとんど全くお酒を飲まなかった。
私もなんとなくお姉さんにペースを合わせてちびちび飲んでいたのだけど、お客さんに飲んでないじゃないなんて勧められてグラスが空いてしまったので、仕方なしにお代わりをもらおうとするとなんだか嫌そうな顔をされる。
おつまみのお皿がみんな空になったからお代わりありますか?って聞いたらいいわよ放っておいてと返される。
あれ?なんか変な感じ。。なんて思いながらそのまま席に戻ったのだけど、そのあとすべてのお客さんが帰った後になんとなく謎が解けた。
そのお店、すごくケチというかお金のかけどころが変わっているの。
ボトルキープと言いながら、何本かのボトルを共有にしてタグを付け替え付け替えぐるぐる回しているみたい。ママが来週来るあのお客さんのボトル何割くらいだったわよねなんてつぶやいているのを横で聞いてびっくりしたんだけど、在庫管理、完全に記憶力頼みっぽい。
その割に、おしぼりには高い香水をかけていい香りがするように準備していたり、お手洗いには高級なお香を焚き染めたりしている。
すごいのは顧客の電話番号が一切お店の電話機に登録がないこと。俺だよ俺、みたいな電話に辟易していると怒っていたけど、銀座のお店も本当にピンキリだなぁと思ったのでした(しっかりしているお店は一度しか来てないお客さんでも誰と一緒に来て何を飲んでいたか完璧に把握しているし、特にきっちりしているお店は、どの席に誰が座っていたかの管理表まで付けていたりする)。
たまたま行った一日を取り上げてあれやこれやいうのはあれだけど、お客さんに裏側を見られてがっかりされない程度にはバックヤードもきれいにしておきたいものです。