銀座ホステスとおさわり
水商売とかホステス業とか聞くと、結構お触りとかセクハラが多いと思われることも多いですが、実際のところ銀座の高級クラブではおさわりもセクハラもほぼない。
あったとしても、ちょっと手を握られるとかその程度。
エリア的に品がいい人の人口比率が高いっていうのもあるだろうけど、やっぱり一見さんお断りのシステムが大きいんじゃないかなと思う。
銀座のスナックや高級クラブは規模のいかんにかかわらず、ほとんどが会員制になっている。看板見ました・ホームページ見ましたと言っても入店させてもらえず、誰かそのお店の既存のお客さんに連れてきてもらって、ママに挨拶をして初めて係りのホステスがついて初めてそのお店にお客さんとして通えるようになる。
つまり必ずそのお店のお客さんには1人以上知り合いがお客さんとしているから、あまり品が悪いことは無意識のうちにしないようになる。
しかもたいていの場合、接待として大事なお取引先さんをお連れすることが多いから、紹介者のためにお金払いをよくするし、お店のお姉さんたちにもいい顔を見せようとする。
逆に、キャッチのお兄さんに連れられて入店したキャバクラやガールズバーだと、どうしたって女の子を口説きに行くみたいなスタンスになるから、セクハラ発言も出るし、高い飲み代払っているんだから、ちょっとくらい触ったっていいだろみたいな意識になるんだと思う。
しかも、普通のキャバクラだと、銀座と違って指名替えだってありうるからホステスの方もちょっとは触らせないと嫌われるかなとか、耐えなきゃいけないかななんて思うものだからますますそういう循環に入りがち(銀座ホステスは永久指名制なので、指名を変えるとかそういうことは基本起こり得ない)。
わたしも一般客も入れる手のお店にいたときは「あ、触られるな~」とか「この人近いな~」とか思ったら、相手の腿に膝をくっつけて斜めに座って距離を取ったりとか、あえて手を握ってしまって、足の上に置くとかこっちから密接していってこれ以上触らせないみたいな地味な小技スキルを頑張って磨いていたけど、銀座は本当に拍子抜けするくらい品がいい。
ホステスとして長く働くならこのエリアが一番だろうなって思う。