口は災いの元
ホステスはしゃべらなければ仕事にならないし、しゃべりすぎるとまたそれもお客さんに嫌われたりする。
要はさじ加減なのだけど、プライベートでおしゃべりするのとも、お仕事で上司とお話しするのともまた違った絶妙な距離感とか先読み力が必要だと思う。
その点、私は本当にまだまだで、しょっちゅう話題の方向性を見誤ってしまう。
最近一番心残りだったのは、お客さんから「女の子にお財布を握らせるのは社会的な損失だ」と言われた時のこと。深く考えずに、「そうですよね~、ご家庭ではやっぱり旦那さんがお財布を握っているんですか?」と答えてしまった。
いや、そこまではまぁ可もなく不可もなくだけど、そのお客様のご家庭は、奥様がお財布を持たれていて、月3万円のお小遣い制度だったの。どこまで本当か嘘かわからないけど、旦那様はへそくりをどうにかこうにか増やしてお店に通ってきていると言っていた。
それに対して私はとっさにそれは大変ですねと答えてしまった。そこからはもう家庭の不満のオンパレード。お客様も多分あんまりいい気分じゃなかったろうし、私もぐったり。
どうやってお金増やすんですか?秘訣教えてくださいよ~☆なんて返せば話題も明るく盛り上がっただろうし、私は何かしらの錬金術を会得できていたかもしれないのに。
相槌一つといっても奥が深いと思う。。反省。